2019年ちびっこロボット教室第4回

2019年6月2日
ちびっこロボット教室4回目。いよいよこの日から、パソコンを使ってのプログラムに入っていきます。
プログラム以前に、初めてパソコンを使う子もたくさんいます。この日はサポートスタッフも多く配置して対応していきます。

マウスの動かし方から説明を進め、プロブラムを作るソフトの説明、ソフトの中の命令について学んでいきます。「前に〇㎝」「後に〇㎝」「左に曲がる」「右に曲がる」この4つの動きを組み合わせることで、ロボットを動かしていきます。本来はモーターの回転数などで距離を制御するしています。それでは小学校低学年には難しいので、このちびっこ教室では「センチ単位で動く」「右に/左に 90°動く」などの設定を予め用意し、抵抗なく導入できるようになどの工夫を行っています。とはいえ、特に1年生は距離の単位”㎝”、二桁の数字を使うことなども、まだ学校で学んでいない時期です。難しい課題に取り組むことになります。

最初は、左右に曲がる、前に〇㎝、後ろに〇㎝動かす、などのひとつひとつの動きを確認します。

次は「ロボットダンス」。お手本のロボットの動きを見て、同じ動きになるようにプログラムをつくります。最初は動きの数が5つ程度の短いものから、見て、作って、確かめながら、プログラムを実際に作っていきます。前後左右の4つの動きの組み合わせと聞けば、単純そうに思えますが、ロボットから見た向きの判断など、大人でもはた、と考えてしまうものです。プログラムが正しければ、お手本ロボットと同じダンスをしているように動作が揃います。きれいに動きが揃ったときは、見てわかる達成感にガッツポーズが出る子も。最終的には10程度の動作数まで練習を深めていきます。

ロボットダンスの次はピン倒しです。コース上のスタート位置から、フィールドに置いてあるボーリングのピンまでロボットを動かして倒します。1本倒せた人は、2本、2本倒せた人はスタートまでロボットを戻す、など、どんどん発展させていきます。これも1年生には大きな難関があります。「定規で長さをはかる」「動かす距離の足し算(ex.8㎝では足りなかったからあと3㎝長くしたいなど)」「二桁以上の数の扱い」です。学校でも習っていない課題ですが、サポートスタッフの手を借りながら、実際にやっていく中で学んでいきます。2年生以上にとっても、自分で道筋をつくり、それをプログラムにしていくという大変な作業です。空を見ながら、イメージを確認している子どもたちの姿は、立派なプログラマです。

これからは、課題を少しずつ難しくしながら、プログラムを中心に学んでいくことになります。