【2】資料の内訳

坂田家に所蔵されていた資料は、江戸時代の村庄屋や村役人を務めていた頃の古文書(こもんじょ)や古記録(こきろく)、明治時代以降の大地主時代の土地管理関係の証書類などの「文書類」、八代海の新地開(しんちびらき、干拓のこと)関連の図面(地割図)などの「図類」、内容は公私にわたる「書簡類」や「葉書(ハガキ)類」、アルバムなどを中心とした「写真類」、専門書や和書・洋書から雑誌までを含む「書籍類」、道太自身が描いた油絵などを含む「絵画類」、坂田家で使用されていた漆器や雛祭りの雛人形などを含む「道具類」、そして、これも内容は公私に及ぶが、8ミリフィルムやビデオテープ(VHS)、カセットテープの「視聴覚機材類」などです。内容や分野からしていろんな面に及んでいます。同時に資料の数はものすごい量です。

また、44年間・17期の永きにわたり衆議院議員を務めた道太は現職だった頃、衆参両議員の中で国立国会図書館の利用率がNo.1といわれるほどの読書家であり、「書籍類」については道太の頃のものが大部分を占めています。

>>>>【3】資料収集・保管の経緯