冬休みサイエンス教室[八代東ロータリークラブ共催]
宮島利治学術財団では、八代東ロータリークラブとの共催で2014年12月28日から2015年1月5日にかけて「冬休みサイエンス教室」を行いました。
この教室では、午前中は熊本高専八代キャンパスの学生がサポートしながら、みんなで冬休みの宿題に取り組む学習会、午後は科学を学ぶ教室というプログラムで、休み期間中の子供達の学びをサポートしています。
初日はNPO法人HITOプロジェクトの前原先生を迎えてのロボット教室。最新のレゴロボットに子供達は興味津々!組み立てながら、ロボットの仕組みについて学びました。
2日目はピタゴラ装置づくり(ビー玉ころがし装置)。班に分かれてのグループワークを行うことで協調性を養います。不思議な仕掛けで遊びながら物理学を学びました。
3日目はタワー作り。A4の紙とテープだけでどれだけ高いタワーが作れるかを競いあい、形で強さが変わる「構造力学」を感覚的に学びました。各班には熊本高専の学生スタッフが入り子供達にアドバイス。夜には宮嶋財団永原による天文学のレクチャーのあと、望遠鏡による月の観察を行いました。本物の望遠鏡で間近にみる天体にみんな感動!
4日目は会場を熊本市桜町のNTT西日本ビルに移して開催。八代からはJRと路面電車を使ってみんなで楽しく移動しました。
NTTが開発中の最新型のプログラムソフト「VISCUIT」を使い、一人1台ずつパソコンやタブレットを使用し、プログラムを作り自分で書いた絵を大画面で動かすことに挑戦しました。新しい技術に子ども達はみんな夢中!科学に対する興味や体験がぐっと深くなりました。
最終日はロボット教室の2回目。グループに分かれてロボットをみんなで考え操作し、迷路を通り抜ける課題に挑戦。失敗を繰り返しながら、思った通りに動くようプログラムの改良に取り組みました。
最新の科学をわかりやすく、みんなで楽しみながら学ぶ5日間、参加した子ども達からは「楽しかった!」「次回はありますか?」という声をたくさん聞きました。プログラムだけではなく、教室を通して出来た友達、スタッフと会うことも楽しみだったようです。