2019年ロボット教室第4回
2019年10月13日
この週は大きなニュースがありました。
旭化成の名誉フェロー(研究員)である吉野彰さんのノーベル化学賞受賞です。
この話から、学習に使っているロボット教材に使われているリチウムイオン電池を確認して、その他にどのようなものに使われているかなどの話を最初に行いました。
ノーベル賞はただすごい発見に贈られるものではありません。
人類の進歩に貢献したもの、人の生活を変える発見や発明、作品や行動などに贈られるものです。
なにかを発展させるのではなく「今、何もないものを作り出す力」が評価されます。
それを作り出すためにはたくさんの人が挑戦して失敗して、その中で最後にたどり着いた人が吉野彰さんです。
この教室でも「失敗から学ぶこと」「できるためにどうするか、知恵を振り絞ること」を学んでほしいと伝えました。
今回の教室では基本的に「フローチャート」を書いてからプログラムに起こしていきます。
これもこれまでのロボット学習の中で得た「面倒なことでも一つひとつ進めていくことが、一番の近道」を形にしたものです。
プログラムだけを書いていけば早いように思います。
短いプログラムであればそれで問題はありませんが、長いプログラムになるほど、「どこに何が書いてあるのか」「なぜこの数値を入れたのか」などがどんどんわからくなりがちです。
だからこそ、ひとつひとつの命令を手書きで書いて、それをパートナーと共有し、二人でチェックをしていくことで、間違いを少なくする、間違っても気づける力を身に着けていきます。
おにいちゃんおねえちゃんを待つちびっこさんが作っていたカッコいいヘリコプター