宅配ロボットで荷物をお届け

2021年のちびっ子ロボット教室の最後のテーマは宅配ロボット。すでに実用化に近づいている宅配ロボットを自分たちでプログラミングし体験。
今回は7回目と8回目の2回連続でのまとめ講座。最後には修了式を行います。

色を読み分けて判断する

ロボットはどうやって考えているか。この仕組みの知るためにはプログラムの条件分岐を理解することです。
色のついた箱をカラーセンサーで読み取り、色によってロボットの動きが変わっていきます。
今回は3色ですので動きが3つしか分かれませんが、ロボットが判断し動く仕組みが少しづつでも理解に近づくのではないでしょうか。

3色の段ボール箱
それぞれの家に運びます

一時停止など本当の道を想像して

ロボットプログラミングはリアルにしたほうが面白い。道路を走るのだから一時停止があったり、生け垣や家にぶつからないように気を付けます。
実際のロボットであれば、もっと複雑です信号機があり、歩行者や対向車、天気の影響もあります。ミニチュアのコースですからすべての要素はありませんが、それでも様々な問題にあたります。
小学生低学年だからこそ、もし本当だったらという経験作りが大切です。そして、本物に近いからこそ本気になれるのではないでしょうか。

大きい道の前では一時停止
しまった!!距離を間違えた

それぞれの成長

8日間の教室でそれぞれの参加者が成長する姿が見られました。
1年生はとにかく一生懸命。まだ算数が進んでいないので10㎝以上の長さの計算は相当苦労していたと思います。見よう見まねで何とかロボットを走らせていました。あきらめない姿が印象的でした。
2年生になると、自分の個性がでてきます。メカが得意な子、プログラムが得意な子と別れたような感じです。後半はプログラムが中心でしたのでそちらのほうが得意な子はのびのびしていました。
3年生はリピーターが多く、今までの経験を活かせるようになります。プログラム課題の達成が速くなり、時間を持て余す子も出てきました。また、メカが得意だった子が、急激にプログラムの上達をするという驚きもありました。

皆がいるからワイワイと盛り上がる

全員無事に終了

8日間のちびっこロボット教室が終了しました。宮嶋財団では連続講座においては修了証を授与します。
上手くできても、そうでなくても最後まで参加することだけでも十分な価値があるからです。
今回の経験を自信につなげてもらい、ロボットプログラミング分野だけでなく勉強やスポーツにも活かしていただきたいと希望しています。
また、保護者の皆様も送迎等ご苦労様でした。無事に最後まで講座を続けられたことに感謝しております。

代表者は理事長より修了証を授与されました。