ロボットカーを作ろう 2021年ちびっこロボット教室2日目

ロボットカーにチャレンジしよう

2021年5月16日の宮嶋利治学術財団ちびっこロボット教室2日目。
今回のテーマはロボットカー。黄色いロボット本体を乗せた車を自分たちで作り、デザインし、走らせます。例年は輪ゴムを動力にした車で組み立て練習をしていましたが、新しいロボット教材のサイズが小さくなりましたので電動の車を作ります。さらに今回はプログラムを入れてちょっとしたゲーム仕立てにしました。

1人で作ってみる

前回は親子でロボットを作りましたが、今回からは1年生でも一人で作ります。マウスのホイールをくるくる回しながら説明画面をスクロール。時間はかかりますが、自分の力で組み立てなければなりません。もちろん、どうにもならない部分はスタッフさんがヘルプします。

形を理解するには、「よく見る」ことが大事。子供たちはまだ立体を読み取る力が育っていません、左右をよく間違えますし、寸法も間違えます。大人からするとなんで?というようなところもたくさんあります。これが子供なのです。一人で作ることにより「よく見る」説明画面をより真剣に見ることになります。3年生には昨年参加している子もいます。さすがに組み立てるスピードが上達しています。ちびっこロボット教室は繰り返して参加することができます。1年越しの自分の実力アップを体感するとも自信につなげていきます。

自分らしく作ってみる

ロボットはただ組み立てるだけではありません。デザインもロボットの一部です。後半は自分のオリジナルを作ることがテーマになっていきます。
オリジナルを作るといっても、いきなりは思った通りに作ることはできません。思いつく間に部品を取り付けることから始めていきます。何も考えずに組み立てられるのもちびっこの特権。思いつくまま組み立て、そして分解。これを繰り返していきます。ちびっ子たちは知識が少ないので創造して作るにはまだ難しさがあります。とにかく部品をくっつけて出来上がったものから自分が気に入った形を見出してい行きます。これが「自分らしさ」発見のひとつではないでしょうか。

思いっきり走らせよう

 自分で作ったロボットカーが走りはじめる。ロボットの楽しみは自分が作ったものが動くことです。もっと夢中になれるようにロボットカーにはちょっとしたゲームがプログラムされています。後ろのボタンを押す回数で走行距離がきまります、すなわちたくさん連打したほうがよく走るということ。一生懸命にボタンを押し続けます。たくさん進むとうわっと表情が明るくなります。

 ロボットプログラミングはデザインに加えて動かすを同時に実現させるツールです。子供たちの創作の幅をたくさん広げてくれます。

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